血の実習事件の真相
ロンは冤罪だったのか?
ロンは冤罪です!
マイロからの挑戦を受け、謎を解き無事自らの無実を証明しました。
真犯人は
ロンに殺されたと考えられていた7人のうちの1人です。
その人物は6人を殺し、自らの胸を刺し自決しました。
その人物はM家の人間なのか、M家に脅されて従っていたのかはわかっていません。
解剖を担当したDr.ヒルシュ(BLUEの解剖学教官)によると「7人のうち6人は即死で1人は即死ではない」とのこと。この1人が実行犯です。
この1人は自らを刺した後に意識のないロンにナイフを握らせ絶命しました。
ですが作戦を企てたのはM家の人間で主犯はM家のスパイのシャチです。
ロンは嵌められた?
ロンはシャチに嵌められました。
事件直前のロンは課題に取り組んでおり、地下室に引きこもっていました。
そしてシャチは事件の3日前にロンの大好きな黒蜜を校内の売店にある分を買い占め、ロンに黒蜜を譲ってくれと言ってくるように仕向けました。
その黒蜜に睡眠薬を仕込みロンが眠っている隙に時計の時刻をずらし、ロンに(事件が起きる)実習の日だと誤認させました。(本当は前日)
なのでロンがアジトに乗り込んだのは事件が起きる前日です。
そこでアジトの中で子供が危険に晒されているように偽装し、ロンは子供を助けるため警察を待たずに単独で突入します。
ロンはアジトで睡眠薬を嗅がされ事件当日警察が来るまで意識を失ってしまいます。
その間に事件が起き6人を刺した実行犯が自分が着てた血まみれの学生服をロンに着せ、自らを刺した後にロンにナイフを握らせました。
事件現場は密室?
- 事件現場に続く道は1本しかなく、そこにはカメラがあり事件当日にその道を通ったのはロンしかいない
- 事件現場の出入り口には鍵がかかっていた
- 裏には小さい窓しかなく脱出ルートはない
- アジトの中にも抜け穴などはない
以上から密室学教官のフィンは「現場は密室である」と断定します。
事件当日に目撃されたのは誰?
事件当日の学校でのロンの様子が学校関係者から語られたり、当日現場に向かうロンがカメラに写っていたり、ロンは前日に現場に行ってたはずなのにどうしてなのか?
これは実行犯がロンになりすましていたからです。
当時のロンは誰も寄せ付けない1匹狼だったので擦り代わりに気づく者はいませんでした。
現場にあった第三者の血液は?
これはエルマー(自称ロンの親友)のものです。
エルマーは事件前日に学校で脚立から落ち、そこをロンに救われましたが腕に怪我をしてしまいます。
ですがロンにその記憶はありません。それもそのはず、このロンは偽物です。
この時にエルマーの血がついた布を取得し現場に置いたのです。
フィンの言った「ロンの様子がおかしかった」と言った理由は?
これは課題の提出が遅かったからです。
ロンは事件の3日前に課題を受け取り、2日後の事件前日現場に行く前に課題を提出します。
ですがシャチがその課題を抜き取り、ロンが事件当日に学校にいたと錯覚させるために事件当日に提出しなおします。
なので課題の提出日が3日後となり、ロンにしては日数がかかっていたためフィンは調子が悪いと判断したのです。
血の実習事件の時系列
- エルマーがBLUEに転校してくる
- シャチが黒蜜を買い占める
- ロンが睡眠薬入りの黒蜜を飲む
- シャチがロンの時計をずらす
- ロンが目を覚まし実習の日だと勘違いし、課題を提出し急いでアジトに向かう
- ロンの出した課題をシャチが回収する
- ロンがアジトに突入する→睡眠薬を嗅がされ意識を失う
- 偽物がロンのふりをし、エルマーを助けエルマーの血がついた布を手にいれる
- 偽物ロンが本物ロンの課題を提出する
- 偽物ロンがアジトに行き6人を殺害、小窓から変装道具を海に捨て、エルマーの血がついた布を置く→本物ロンに自分が着ていた血まみれの制服を着せ、本物ロンが犯人と争ったように見せるため本物ロンに怪我を負わせる
- 偽物ロンが自分の胸を刺し、本物ロンにナイフを握らせ絶命
- 本物ロンが意識を取り戻す→警察が突入→殺人容疑をかけられる
- 怪我の治療中に『犯人を追い込む病』の処置をされる
- 殺人容疑が確定するが、心身喪失状態と認められ罪には問われなかった
- 探偵養成学校BLUEを追放
- 探偵免許取得資格を剥奪され、探偵行為を禁止される